バチェロレッテ1の結果に見る自分力

セレブな独身男性、「バチェラー」が真実の愛を見つけ出す恋愛リアリティショー「バチェラー・ジャパン」。少し前から電車の中吊りなどで見て気になっていました。その男女逆転バージョンが、今回ご紹介する「バチェロレッテ・ジャパン」です。Amazon Primeで見られることに気づき(遅い笑)、見てみました!ネタバレになるかもしれませんので、まだ見ていない方はその点ご了承くださいね。

決断力の問われるバチェロレッテ

バチェロレッテ1の主役はスポーツトラベラーの福田萌子さん。スラリとした長身で健康的な女性です。バチェロレッテのプログラムの中でもランニングをしたり、運動への取り組み方で人間性を見るといったシーンがでてきましたね。バチェラーもバチェロレッテもとにかく決断をしていく番組です。最初17名いたお相手候補者を見定めてみんなの前で選んでいく。なかなかに精神力と決断力が必要な番組だなと思います。

決めるには、自分がどう決めたいかをわかっている必要がありますし、自分の心に問いかけて決めていくことになります。とくに生涯のパートナーを選ぶことがコンセプトのこの番組。後半にはお互いの家族への紹介のシーンもあります。自分がどう決めたいか=どのような人をパートナーにしたいか、どんなパートナーシップがいいか=自分がどう生きていきたいか、を見定めないとなかなかに難しいと思います。

A broken heart. Drawing of a heart on a cracked wall. Broken relationships. Treason and betrayal. Past love. A quarrel.

みんなの期待を裏切った結末

さて、最後はひとりを選ぶのがこの番組の期待された結末で、17名の男性陣も、そして視聴者もそれを期待してみています。そこまで2か月かけてプロセスが進み、膨大な費用が投じられて番組が制作されています。そして視聴者も何時間を費やしています。

でも福田萌子さんは、なんと誰も選びませんでした。最後2人男性が残っていましたが、セレモニーで両方にお別れを告げました。これには残っていた男性も、視聴者もびっくりですよね。

 

その場しのぎではない決断を通す自分力

当然いろいろ言う人はいたようです。実際参加した男性メンバーにプログラム後に話を聞く裏番組的なものも用意されいていますが、その中でも言われていました。「とりあえずどちらか選んでおけばよかったのではないか。」「つきあっていくうちに変わるかもしれない。」といったことです。でも彼女は、中途半端な気持ちで決めるのは相手にも失礼だといってはっきりと自分の意見を言っていました。

そして最近「なりたい自分」になるシンプルなルールという本を出版されました。手に取ってみると、まさに自分力。自分に誠実に生きる、自分の最大の味方は自分であり、他人ではない。万人受けをする必要はない、といったことが書かれています。

ジョコネ。のヘルスリテラシーも自分力としています。自分の声を聴き、その声を大切にしていく力です。自分の身体がどうなのか、心がどうなのか、それを周りからどう思われるかより大事にしてほしいからです。私も今読んでいるところですが、ぜひ気になる方はお手に取ってみてください。自分へのインタビューしてみたいなと思います。

(北 奈央子)

 

 

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