女性の働き方と健康課題 ー働いている間に何らかの健康課題を抱えやすい女性ー

仕事に影響しやすい女性の健康課題

働いている間に女性にどんな健康課題があるのかを見ていきましょう。(図表)

実は、働いている間ずっと何らかの健康課題とおつきあいしているのが女性です。働き始めるときには毎月くる生理とすでにおつきあいをしていますし、 その生理が終わりに差し掛かると更年期に突入します。そして働いている間に2つの大きな病気、子宮頸がんと乳がんの罹患ピークを迎えます。

子宮頸がんは働き盛りの20代後半から40代前半に ピークがあり、乳がんは責任のある仕事を任される40代から 罹患のピークがきます。乳がんは今日本人女性の9人にひとりが一生にうちに経験すると言われているほど身近です。そしてもちろん妊娠と出産もあります。また 最近では不妊治療も急増しており、不妊治療の種類によっては特に女性で仕事との両立が難しいといわれています。

 

マルチタスクな女性

ずっと健康の不安なく絶好調で仕事に全力を傾けられたら素晴らしいのですが、女性はなかなかそうはいきません。
1 つは先述のように女性ホルモンの影響で毎月体調の変動を繰り返していますし、妊娠・ 出産、更年期とそれまでの身体との付き合い方では乗り切れない時期がほとんどの女性にやってきます。

もう一つは、女性はマルチタスクであるということです。家庭、 子育て、 介護も女性が主で担うことがまだまだ 多い日本の世の中です。体調が絶好調であっても、何割かの時間は プライベートに割く必要があり、意識ももっていかれます。そこに体調の揺らぎが加わるため、女性が一生働いていくということは、仕事最優先の働き方ではつぶれてしまうといえます。

見通すこと、頼ること

女性がイキイキと働き続けるために、2つ皆さんに提案させてください。
1:人生を見通して賢く計画をしてほしいということ。女性の健康の変化、それぞれの課題と、プライベートで大変になりやすい時期をあらかじめ予測して大変な時期が必ず来ると思ってその時期を予測しておいてください。キャリアプランも併せて考え、仕事の転機を計画する場合は体調やプライベートで大変な時期はできるだけ避けましょう。
予測通りに行かないこともたくさんあるかもしれません。でも知らずにそのときに慌てて調べるより、あらかじめいろいろ知っておけばそのときの対応策のバリエーションも広がります。

2:ひとりでがまんしたり頑張らずに、周囲に頼ってください。体調がつらいとき、生理でつらいとき、更年期症状で大変なとき、周囲にSOSを出してください。相談してください。身近な人で構いません。人に話すことでその人が何かいいアイディアをくれるかもしれませんし、自分の中でも前に進みます。「察してほしい」女性が多いといわれますが、言わなければ分かりません。相談するときはつらいときではなく、つらい中でも調子のいい時に!客観的にどういうときにどうつらくて、どういうサポートが欲しいということを伝えましょう☺

職場でも、大変な時期がある場合はあらかじめそれを伝えておくと周りはサポートしやすいです。日本は自分に合わせてキャリアを計画するというより、職場に合わせて自分をつくり、仕事に合う場合にキャリアが積まれていくような印象があるので、それにより自分の望むキャリアは得られないかもしれません。でも女性が仕事だけでアクセルを踏めるのは数年です。ワークライフバランスがとれてご自身の希望するキャリアが実現できるプランを描いていきましょう。

このコラムで仕事に影響しやすい女性の健康課題について簡単にご紹介した後、次回のコラムでご自身の人生を見通しながらプランを描くワークを準備しています。
ぜひやってみてくださいね。

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