この度、表題のタイトルで第20回日本更年期と加齢のヘルスケア学会にて一般演題発表をさせていただき、学会奨励賞をいただきました。せっかくの機会なので、内容をこちらでもご紹介したいと思います。
こちらの検討は、2021年度から経済産業省がスタートしたフェムテック補助事業に採択をいただき、補助事業として実施をしたものになります。実施期間は2021年8月から2022年3月まで。弊社は、国内大手企業で働く女性の企業内活動グループと協働して行いました。
セミナー~ソリューション提供をワンストップ、すべてオンラインで実施
女性の健康に関する環境として、知識を得たものの、どこに行ったらいいかわからず迷子になるという話をよく聞きます。女性の健康や更年期について知っている人に出会えない、信頼できる商品やサービスがわからない、そのため必要だとわかっていても行動がとれないということがあります。そこで、今回は知識を提供するセミナーから、ソリューションを選択するカウンセリング、そしてソリューション提供すべてをワンストップ実施しました。
また、今回協力いただいた企業は国内、海外に拠点をもっていらっしゃったこと、新型コロナウィルスの感染拡大の状況が予測できなかったため、サービスを皆様に届けるにはオンラインであることが必要でした。ジョコネ。はオンラインでトレーニングの提供を得意としていましたので、すべてセミナーからソリューションまでオンラインで提供をしました。ソリューションは5種類(東洋医学(カウンセリング+漢方の処方(郵送)、パーソナルトレーニング、グループトレーニング、パーソナルカウンセリング、グループカウンセリング)用意しました。
効果は、更年期症状だけでなく、仕事のモチベーションとパフォーマンスも検討
ジョコネ。では女性の健康と活躍は両輪だと考えており、今回経済産業省の補助金ということもあり、仕事のモチベーションとパフォーマンスも効果測定に用いました。結果としてすべての尺度で平均点が改善しました。しかしながらどのソリューションでもよくなる方がいらっしゃった一方、変わらない方もいらっしゃり、そして一部ですが悪化する方もいらっしゃいました。良くなる方は大きく効果が出る方が多く、その方たちは3つの尺度すべてで改善をしていました。更年期の症状が改善し、体調がよくなることで、仕事のモチベーションやパフォーマンスにも影響が及ぼされるということですね。
今回は提供できる枠に限りがあり、希望に添えなかった方もいらっしゃいました。その方に合ったものを見極めてご提供することが重要で、その見極めにはこれから知見の蓄積が必要だと感じました。
仕掛けの大切さを痛感
同時期に補助事業を実施されている事業者さんとお話しをさせていただくと、参加者の募集に苦労されているというお話しをよくききました。幸いジョコネ。では、計画通りに参加者が集まって順調に進みました。でもそこには仕掛けの力が大きく、今回企業内で活動実績のある方と協働できたことや、セミナーの登壇者と次のカウンセリングのカウンセラーを一緒にしたり、工夫が必要でした。
最後に、今回ご協力くださったすべてのみなさまに感謝をお伝えしたいと思います。また、学会発表がオンラインであったため、念のため発表動画をあらかじめ録画をして提出していました。そちらをこちらでも共有いたしますね。お時間ありましたらご視聴くださいませ。
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