産後1か月でIUSを使い、その後授乳が終わって低用量ピルに切り替えました。あまり情報としてないかなと思い、私の経験をお話しします。迷っている方、考えている方のご参考に!
IUSと低用量ピル、何がどう違うの?
そもそもIUSと低用量ピルってなんぞ?と思われる方もいらっしゃいますよね。特にIUSはあまり知られていないと思います。IUSは子宮内黄体ホルモン放出システムというもので、子宮内に黄体ホルモンを放出する小さなデバイスを留置します。詳しくはメーカーさんのサイトを見てくださいね。黄体ホルモンは、女性ホルモンの一種で、受精卵のベッドになる子宮内膜が厚くなるのを抑制します。こうすることで生理の量を減らします。過多月経の治療や避妊に使われます。治療じゃない場合は自費で、私は5万円払いました。5年持つので、そう考えると安いかなとおもい産後1か月で入れてもらいました。婦人科で内診台にのってほんとに5分もしないうちに留置してもらえました。
ピルとの違いは、排卵は抑制されない点です。なので、子宮内膜症とか卵巣系の病気には効きません。でも、子宮の中に入れっぱなしで特に普段は何もしなくていいこと、授乳中も気にせず使えるのが良い点です。ピルは、休薬期間もありますが、基本的には毎日1錠ずつ飲みます。飲み忘れる日が続くと生理がきます。
IUS生活
ひとことでいうと快適でした。入れっぱなしで違和感もない。出血はときによってまちまち。何によって出血量が変わるのかはわからず、出血が予測できなかったのがちょっと不便でした。通常のショーツだけではとめきれず、椅子を汚したこともあります。出血が多そうなときは吸水性のショーツか布ナプキンを使うようになりました。そんな時期があったと思ったら、全然出血がない時期が次に来たり、ここはよくわからずです。出血があるときには若干の身体の重さや頭痛を感じるときが多かったように思います。出血が定期的になかったので、単に体調が悪いのか、生理痛的なものなのかはむしろわかりにくかったです。病院とかマッサージとかで、生理ですか?ときかれてもわかりません、としか答えられないのは、自分の体調の原因を知るという意味ではデメリットかもしれないですね。
ピルは産後半年から
私はてっきり授乳中はピルはダメだと思っていました。今回、改めて婦人科にかかったら、授乳していても産後半年すぎればピルを飲んでも問題ないとのことでした。子供が飲むおっぱいの量の問題みたいです。離乳食もはじまるから、ってことですかね。いろいろ勉強してきましたが、この話を教えてもらったのは実ははじめてでした。超低用量のピルがでてきたからなのかもしれません。私はもともと子宮内膜症(チョコレート嚢腫)なので、その状況によって子宮内膜症が進んでいたら授乳をやめてピルに切り替えようかと考えていましたが(違いのところで書きましたが、ピルは排卵を抑制するのですがIUSは排卵を抑制しないので)、産後半年を超えていれば授乳しながらピルに切り替えることもできたんですね。幸いエコーでみてもらって進行していなかったので、このタイミングでの切り替えになりました。
ピルに変えてみて
日々の負担は増えました。毎日飲まなければいけない、薬をもらいに定期的に婦人科を受診しなければいけない(慣れれば3か月に1度程度)。費用は毎回3,000-4,000円程度です。私は子宮内膜症の既往あり、月経困難症の保険適用でその値段です。切り替えて1週間の変化は、出血はある程度見られています。切り替えたときに子宮内膜が結構はってるといわれたので、これは切り替えの時の子宮内膜の状況によるのかもしれません。結構出血してるので、吸水性のショーツで対応。それを超えて出血してきて久々に布団を汚しました。最初の1週間以降は出血はとまり、快適です。1日だけ飲み忘れましたが、飲み忘れた際の対処法をみると、気づいた時に飲め、とあったので、翌日分と一緒に飲んで事なきを得ました。28日のみおわって休薬期間4日。休薬中はそんなに出血することもなく、3日目、4日目に吸水性のショーツで対応できるくらいの出血がある程度です。一度ここで婦人科を受診して問題ないことを確認してもらって、その後3か月間連続で飲むようになりました。28日分×3シート連続で飲んで休薬期間4日間。途中で調整したければいいタイミングで休薬期間4日置いてまた飲み始めればよいとのこと。思ったより簡単!
IUSとピルを比べて
出血を完全にコントロールできる点ではピルの方がラクです。IUSは突然出血がきて、その量もマチマチでした。ピルは休薬しますので、明確です。当然ピルは毎日飲まないといけない。私は朝メイクをするときに使うボックスにいれて、サプリ類と一緒に飲むようにしています。そうするとほぼ飲み忘れません。在宅勤務になっても保育園への送りはあるので、メイクは毎日するんですよね笑。今はほとんど出張もないので、それで飲み忘れる事はあまりないのですが、以前のような出張の多い生活だと結構忘れそうだなあと思いました。特に海外出張は時間も乱れるから生活習慣が切れちゃいますし、持って行き忘れたらアウト・・・。そういう方はIUSの方が楽かもしれません。ピルは最初は毎月クリニック受診で様子の確認ですが、問題なさそうなら3ヶ月に1回になりますし、最近オンライン診療もでてきていますから、通院の負担は減りますよね。ちなみに・・・IUSを抜くときも全然痛くなかったです。時間もかからなかった。婦人科で、内診台でエコーで診てもらいながら一瞬でした。
妊娠前まではIUSもピルも使わず毎月生理とつきあっていました。子宮内膜症もあったので生理痛がつらいときもあり、またナプキンが苦手(かゆくなる)だったので、今はとてもラクに過ごしています。産後、いろいろな体調不良があります。でも子育てに必死。自分の身体の不調はちょっとでも減らしたい。子どもが大きくなっても、子育てしながら(さらに仕事もしながら)生理痛や生理の時の不快感を抱えるのはきびしい~と思います。会社は休むとか、遅刻しますとかまだあるけれど、子育てに休みはないですもんね。仕事と子育てと、何なら介護も、、、と両立を求められる現代ですから、こういったものを上手に使っていきましょう~。
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