【アンケート結果】更年期によりキャリアを諦める可能性がある女性は3割

ジョコネ。では、女性の健康とキャリアの相関を検討するために、更年期とキャリアに関するアンケート調査を行いました。

結果概要

  • 「更年期症状があるか」の問いに対して、「強くある」「ある」と回答したのは40.7%、「ない」と回答したのは59.3%であった。
  • 「更年期症状が辛い場合に、キャリアを諦める可能性があるか」の問いに対して、29.3%の女性が「そう思う」と回答した。
  • 「更年期症状が不安な時にキャリアのチャンスがやってきた場合、どうするか」の問いに対しては、「病院に行き相談する」が最多で56.7%となった。
  • 更年期のサポートで職場に望むこととしては、「休暇の取得」が最多で68.7%、ついで「医師・専門家に相談できる場」「更年期の情報の提供」となった。

調査概要

女性向け体調管理アプリ・サイト『ラルーン』会員様へアンケート調査を実施調査
期間 :2022年11月
サンプル数 :300名
年齢:30歳~54歳
回答者の年齢比率は以下のとおり。

 

結果詳細

「更年期症状(と思われる症状)を感じているか」の問いに対して、「強く感じている」「感じたことがある」と回答したのは40.7%、「感じたことがない」と回答したのは59.3%ででした。

 

「更年期症状が辛かった場合に、仕事やキャリアを諦める可能性があるかをきいたところ、「そう思う」が29.3%、「思わない」が16.7%、「分からない」が54.0%となりました。

また、年代別に回答をみたところ、年齢が高い方が、「更年期の症状によって仕事やキャリアを諦める可能性がある」と回答していることが分かりました。

 

更年期症状が不安な時に、仕事やキャリアのチャンスがやってきたら、どうするかきいたところ、「病院に行き、症状緩和ができないか相談する」と回答した女性が56.7%(回答数170)で最多、ついで「薬を服用する」が15.0%(回答数45)、「周囲に説明しサポートしてもらったうえで仕事を受ける」が11.7%(回答数35)となりました。一方で、「諦める」「次の機会を待つ」と回答した女性は全体の8.0%(回答数24)となりました。

 

職場で更年期に対してどんなサポートがあったら良いと思うかきいたところ、「症状にあわせて取得できる休暇」と回答した女性が68.7%(回答数206)で最多、ついで「医師・専門家に相談できる場」が47.3%(回答数142)、「更年期の情報の提供」が41.7%(回答数125)となりました。

 

更年期に対してどんな不安があるかきいたところ、「いつ、どのような症状で現れるのか分からない」といった声や「仕事や生活への影響」「職場や家族など、周囲に理解してもらえるのか不安」といった声が多くあがりました。

 

結果を受けて

一般的に「更年期」といわれる年齢は、職場での昇進や、キャリアアップのチャンスと重なることも多いと思います。
更年期の症状が辛くても、「医師に相談する」「薬を服用する」「不安はあるが仕事を受ける」など、キャリアを諦めたくないと考える女性が多いことが感じられる結果となりました。一方で、仕事への影響や職場の理解、休暇制度など、女性が自身の健康を大切にしながらキャリアを形成していくうえでは、未だ多くの課題があることも分かりました。

ジョコネ。では今後も、女性のヘルスリテラシー向上のための情報発信、企業への働きかけを行っていきます。
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